40代の私が「シミ•肝斑•赤み」との格闘ログ

日焼け止めはハイブリッド型?!防御する波長域で肌を守る最適解

日焼け止め

油脂クレンジングで「洗いすぎないケア」を徹底しているからこそ、日中に使う「守りの盾」にもこだわりたい。私が辿り着いたのは、単なる数値(SPF/PA)だけではない、波長のリテラシーで選ぶハイブリッド型の日焼け止めでした。

紫外線散乱剤 × 紫外線吸収剤のハイブリッド型を選ぶ論理的理由

「紫外線吸収剤は肌に悪い」というイメージだけで避けていませんか?

東京工科大学の山口和弘教授による解説資料『紫外線吸収剤の皮膚に対する傷害性を 抑えた日焼け止め化粧料の開発』(2021年)では、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の物理的な特性の違いについて、以下のように明記されています。

酸化チタンの場合、短波長側の320nm 以下を吸収するため、UVB防御機能が発揮される。一方、酸化亜鉛は375nm以下の紫外線を吸収し、UVAとUVBの防御機能が発揮される。紫外線散乱剤の欠点は、紫外線吸収剤に比較して配合濃度当たりの紫外線防御能が劣ることである。汎用されている紫外線吸収剤の中で、BMDM は安全性が比較的高い UVA吸収剤として世界中で日焼け止め化粧料に使用されている。それらの多くは310nm~390nmまで吸収できる。

皮膚科学の分野では、200nm~280nmの短波長領域の紫外線を UVC、280nm~320nmの中波長領域の紫外線を UVB、320nm~400nmの長波長領域の紫外線を UVAと呼んでいる。290nmよりも短い波長は大気圏のオゾン層に吸収されて地上まで届かないため、地上で人間が浴びる紫外線は UVBの一部と UVAであり、波長290nm~400nmである。地表に降り注ぐ太陽光線中の各領域の光線の割合は、UVBは0.2%、UVAは5.8%、可視光線は52%、赤外線は42%を占める。


地表に届く紫外線290〜400nmのうち紫外線散乱剤は、375nmまでの波長の短いUVBやUVAを反射するのには非常に優れています。しかし375nm以上の波長が長くなるUVA領域になると、すり抜けて肌に届いてしまうという弱点があることに気づきました。一方で紫外線吸収剤は、310nm~390nmの波長を吸収し、紫外線から皮膚を防御します。

この散乱剤だけでは防ぎきれない長波長の隙間を、吸収剤がキャッチして熱に変えて逃がす。この補完関係があるから私はハイブリッド型を選択しています。

POLAグループの技術力を使い分ける贅沢

信頼を寄せているPOLAグループの2品。どちらもハイブリッド型ですが、その特性には明らかな違いがあります。

ホワイトショット セラムUV

使用感の印象はにこちらが上。酸化チタン特有のモロモロ感がほとんどなく、驚くほどなめらかです。基礎化粧品とも喧嘩しにくい扱いやすさが魅力です。またキシミ感もありません。忙しい朝もストレスなく使えます。有効成分にトラネキサム酸が配合されていて、シミ・ソバカスを防いでくれるのは嬉しいポイントです。

【医薬部外品】ホワイトショット セラムUV【日焼け止め】[Amazon]

オルビス リンクルブライトUVプロテクター N

シワ改善まで叶える名品で、POLAの技術を手軽に試しやしい価格です。しかし、基礎化粧品との相性や塗り方に少しコツがいります。 ホワイトショット セラムUVと比較すると、上手に肌に馴染ませないとモロモロが出やすいことがあります。お化粧上手な方には良い製品です。有効成分にナイアシンアミドが入って、シワ改善、シミ・ソバカスを防いでくれます。

知っておきたいモロモロの正体と対策

日焼け止めを塗った際に出るカスの主な原因は、スキンケアに含まれる増粘剤(ポリマー)と、日焼け止めの粉体などが反応して固まってしまうことにあります。

ホワイトショットが万能なのは、この成分干渉を抑える高度な製剤技術があるから。もしモロモロが出やすい製品を使う場合は、スキンケアをしっかり馴染ませてから、指を滑らせず『置く』ように塗るのが鉄則です。

マイクロダストから守り、摩擦を最小限にする引き算メイク

私は花粉やPM2.5で肌荒れや喉の痛みを感じやすいのですが、ホワイトショット セラムUVは、これらマイクロダスト※からも肌をシールドしてくれます。

※マイクロダスト:ポーラが名付けた名称。排気ガス・工場の煙・チリホコリ等のPM2.5、黄砂、タバコの煙、花粉などを指します。

肌の表面に密着して、これらの微粒子が直接肌に触れるのを物理的にブロックしてくれる機能は、敏感な時期の私にとって何よりの安心感です。

また下地効果も優秀なので、これ一本の上にコンシーラー、そしてNARS ライトリフレクティングセッティングパウダーとパウダーファンデをブラシで軽く重ねるだけでベースメイクが完成します。工程を絞ることで、肌への摩擦回数を最小限に抑えています。

油脂クレンジングで守りを完結させる

密着度の高いハイブリッド型の日焼け止めも、夜にはしっかり、かつ優しく脱がなくてはなりません。油脂の力で日焼け止めの膜をじわじわと溶かし込み、肌を解きほぐす。この落とす工程までセットで考えることで、高い防御力と潤いを両立させています。

まとめ:賢い選択が10年後の肌を決める

なんとなく…で選ぶのをやめ、山口教授が示されたような物理的特性に基づいたロジックで選ぶ。広範囲をカバーするハイブリッド型で守り、摩擦を減らし、油脂で優しく脱ぐ。このサイクルこそが、乾燥肌の私が行き着いた最適解です。


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