「レチノールを塗れば、すぐにハリやキメが手に入る」かつての私はそう信じて、キールズの「DS RTN リニューイング セラム」を何本もリピートしていました。
結論から言うと、キールズを使っていた数年間、私は劇的な肌の変化を感じることはありませんでした。しかし、今振り返ると、あの時間は私にとってガウディスキン デュアルレチノライトという「本命」へ辿り着くための、なくてはならない準備期間だったと確信しています。
なぜ変化を感じなかったのか?そして、なぜそれでも使う価値があったのか?私のレチノール修行時代の記録です。
乾燥肌の私が「キールズ」を信頼した理由。支えてくれた3つの神成分
当時の私は、レチノールを使いたいけれど、強い成分には耐えられるか不安がある……そんな状態でした。キールズが優れていたのは、そんな「弱り肌」でも毎日使い続けられるよう、乾燥肌に大切な成分が贅沢に配合されていたからです。
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①セラミド:肌のバリア機能を担う「細胞間脂質」の主役
美容化学に詳しいかずのすけさんが解説されている通り、セラミドは肌の「細胞間脂質」の約50%を占める、バリア機能の要です。乾燥肌はこのセラミドが不足し、水分が逃げやすく刺激に弱い「スカスカ」の状態になりがちです。キールズはセラミドを補うことで、レチノールを届けながらも肌のバリアを保護する設計になっています。(参照:かずのすけさんのセラミド解説ブログ)
②ペプチド:肌の構造を支える「ハリの司令塔」
皮膚科医の小林智子先生も解説されている通り、アミノ酸が結合したペプチドは、分子が小さいため角層に素早く浸透します。ただ潤すだけでなく、コラーゲンやエラスチンといった「肌の弾力構造」に働きかけ、内側から押し返すようなハリをサポート。レチノールが代謝を促すのに対し、ペプチドは「ハリの源」をバックアップします。(参照:小林智子先生のペプチド解説動画)
③ナイアシンアミド:レチノールの刺激を和らげる「バリアの要」
同じく小林智子先生が注目されている成分、ナイアシンアミド。自らの肌で「セラミド」を作る力を助け、バリア機能を高めてくれます。さらに、レチノールの副反応(赤みやヒリつき)を抑える緩衝材のような役割も。「攻めのレチノール」の盾になりつつ、美肌やシワ改善までこなす、まさにマルチな守護神です。(参照:小林智子先生のナイアシンアミド解説動画)
正直な告白。なぜ「キメやハリ」を実感できなかったのか
これほど贅沢な成分が入っていながら、数年使っても「これだ!」という手応えがなかった理由。それは、キールズそのものの良し悪しではなく、当時の私の肌の状態と「目的」のミスマッチにありました。
劇的な変化を求めるにはパワー不足でしたが、逆に言えば、その「マイルドさ」を味方につけたからこそ、私は一度も挫折することなく、レチノールを毎日使うという習慣を定着させることができたのです。バリア機能が弱かった当時の私にとって、この「守りながら慣らす」バランスこそが正解でした。
キールズを経て、ガウディスキンへ
もし、キールズでの「慣らし」期間がなければ、私はいきなり強力な製品に手を出して挫折し、二度とビタミンAケアをすることはなかったでしょう。
キールズで「レチノールを毎日使う」肌の体力を。
そして満を持して、ガウディスキンデュアルレチノライトへ。
このステップを踏んだからこそ、今、私はA反応に苦しむことなく、攻めのケアを存分に楽しむことができています。
キールズはどんな人におすすめか?
「年齢を重ねたシワや、年齢を重ねた人が翌る日肌がピンっ!と張った状態をキールズだけに求める」のは難しいかもしれません。
でも、「いつかはガウディスキンなどの高濃度レチノールを使いたいけれど、まずは肌を壊さずに慣らしたい」という30代後半の方にとって、これほど優秀な「1段目の階段」はありません。贅沢な成分構成に守られながら、まずは着実に「レチノール貯金」を始めてみませんか?
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